編集部レポート

【編集部レポート】大型犬

ペットホテルJapan編集部が1,507施設を集計。大型犬対応は327施設(20.6%)、超大型犬対応は47施設(3%)、小動物・エキゾチック対応は253施設(15.9%)にとどまります。受け入れ範囲の実態を報告します。

【編集部レポート】大型犬・エキゾチックペットを受け入れる施設はどれだけ少ないか|1,507施設で検証

このページでわかること

  • 大型犬・超大型犬・小動物やエキゾチックペットを受け入れる施設の実数と割合
  • 一般的な小中型犬と比べて、選択肢がどれだけ狭くなるか
  • 都道府県別に見た大型犬対応施設の分布
  • 受け入れ範囲が狭いペットを預けるときの実務的な探し方

このページは、ペットホテルJapan編集部が1,507施設の公開情報を独自に集計した一次集計レポートです。小中型犬であれば多くの施設で受け入れ可能ですが、体格が大きい犬や、犬猫以外のペットになると状況が一変します。その実態を数値で報告します。

集計方法: 大型犬対応(large_dog_ok)・超大型犬対応(xl_dog_ok)は、公開情報に「大型犬」「超大型犬」等の受け入れ体重の記載がある施設を対象にしています。小動物・エキゾチック対応(exotic_ok)は「うさぎ」「ハムスター」「フェレット」「モルモット」「爬虫類」「小鳥」等の記載がある施設を対象にしています。判定ルールは scripts/lib/facet-rules.mjs に定義。一次データ計測日: 2026年9月25日。


大型犬とエキゾチックペットの受け入れ施設の少なさを示すイメージ

集計結果: 3つの軸すべてが少数派

1,507施設を集計した結果は以下のとおりです。

受け入れ区分 施設数 割合
大型犬対応 327 20.6%
超大型犬対応 47 3%
小動物・エキゾチック対応 253 15.9%

大型犬対応は20.6%、超大型犬対応にいたっては3%です。小動物・エキゾチック対応も15.9%にとどまります。

小中型犬であれば大半の施設で対応可能ですが、体格の大きい犬や犬猫以外のペットを飼っていると、検索してヒットする候補の数そのものが大きく減るということが、この数値からわかります。


なぜここまで受け入れが限定されるのか

3つの軸それぞれに、施設側の事情があります。推測ではなく、業界経験に基づく整理として読んでください。

大型犬・超大型犬: 設備と人員の制約

大型犬・超大型犬は、必要なケージやフリースペースの面積が小中型犬の数倍になります。1頭を収容するスペースで小型犬なら複数頭を収容できるため、大型犬の受け入れは施設の収益効率を下げやすい選択です。また、力の強い大型犬の扱いには経験のあるスタッフが必要で、人員体制が整っていない施設では受け入れを見送るケースが多くなります。

小動物・エキゾチック: 専門知識と設備が別途必要

うさぎ・ハムスター・フェレット・爬虫類・鳥類は、それぞれ適切な温度・湿度・食餌が異なります。犬猫用の設備をそのまま流用できないため、対応するには専用のケージや温度管理設備、種ごとの知識を持ったスタッフが必要です。犬猫の預かりを主軸にする施設が、追加投資をしてまで対応を広げるインセンティブは限定的です。


都道府県別 大型犬対応施設の分布

大型犬対応について、掲載のある47都道府県の集計結果です。

都道府県 掲載店舗数 大型犬OK 出現率
高知県 7 4 57.1%
栃木県 15 8 53.3%
奈良県 16 8 50%
長崎県 9 4 44.4%
佐賀県 5 2 40%
愛媛県 8 3 37.5%
広島県 12 4 33.3%
三重県 22 7 31.8%
沖縄県 10 3 30%
岩手県 17 5 29.4%
香川県 17 5 29.4%
福島県 24 7 29.2%
秋田県 7 2 28.6%
福井県 7 2 28.6%
茨城県 32 9 28.1%
愛知県 87 24 27.6%
埼玉県 114 31 27.2%
宮城県 19 5 26.3%
東京都 249 61 24.5%
山口県 18 4 22.2%
京都府 9 2 22.2%
大阪府 110 23 20.9%
千葉県 78 16 20.5%
石川県 20 4 20%
和歌山県 10 2 20%
神奈川県 131 23 17.6%
長野県 23 4 17.4%
岐阜県 18 3 16.7%
富山県 18 3 16.7%
群馬県 18 3 16.7%
宮崎県 6 1 16.7%
大分県 6 1 16.7%
静岡県 38 6 15.8%
青森県 19 3 15.8%
新潟県 20 3 15%
福岡県 70 10 14.3%
山梨県 7 1 14.3%
島根県 7 1 14.3%
徳島県 7 1 14.3%
岡山県 22 3 13.6%
北海道 42 5 11.9%
熊本県 17 2 11.8%
兵庫県 65 7 10.8%
滋賀県 26 2 7.7%
鹿児島県 12 0 0%
山形県 7 0 0%
鳥取県 6 0 0%

集計日: 2026年9月25日。

大型犬対応率が最も高い高知県(57.1%)と、最も低い山形県(0%)の間には大きな差があります。

東京23区では216施設中54施設(25%)が大型犬対応です。全国平均(20.6%)と比較すると、都市部は施設の床面積が限られる分、地方よりやや対応率が低くなる傾向がうかがえます。


超大型犬対応施設の希少性を示すイメージ

超大型犬(40kg超)はほぼ選択肢がない

超大型犬対応は全国で47施設(3%)しかありません。都道府県別に見ると、この希少さがさらに際立ちます。

都道府県 掲載施設数 超大型犬対応施設数
東京都 249 6
神奈川県 131 1
埼玉県 114 7
千葉県 78 2
愛知県 87 6
大阪府 110 5

超大型犬対応が0件の都道府県は25県にのぼります。 グレート・デーン、セント・バーナード、マスティフ系などの超大型犬を飼っている場合、近隣に対応施設が見つからない可能性を前提に探し始める必要があります。

超大型犬を預ける場合の現実的な選択肢は次のとおりです。

  • 動物病院附設施設に、超大型犬の受け入れ実績があるか個別に問い合わせる
  • ペットシッターに自宅で世話をしてもらう(施設への移動自体が負担になる大型犬には適していることもあります)
  • 遠方でも対応可能な施設が見つかった場合、送迎サービスの有無を確認する

エキゾチックペットは種類によって対応がさらに分かれる

小動物・エキゾチック対応は253施設(15.9%)です。ただしこの数値は、うさぎからフェレット、爬虫類、鳥類まで幅広い種類をまとめて集計したものです。

注意点: 「エキゾチック対応あり」の施設が、すべての種類に対応しているわけではありません。 うさぎ・モルモットのように比較的対応施設が多い種類もあれば、爬虫類・鳥類のように対応できる施設がさらに限られる種類もあります。当サイトは種類別の内訳までは集計していないため、飼っているペットの種類を具体的に伝えて対応可否を確認することが必須です。

都道府県 掲載店舗数 小動物・エキゾチックOK 出現率
高知県 7 3 42.9%
愛媛県 8 3 37.5%
山口県 18 6 33.3%
宮崎県 6 2 33.3%
三重県 22 7 31.8%
山梨県 7 2 28.6%
滋賀県 26 7 26.9%
栃木県 15 4 26.7%
青森県 19 5 26.3%
広島県 12 3 25%
岩手県 17 4 23.5%
香川県 17 4 23.5%
京都府 9 2 22.2%
長崎県 9 2 22.2%
愛知県 87 19 21.8%
神奈川県 131 27 20.6%
佐賀県 5 1 20%
北海道 42 8 19%
兵庫県 65 12 18.5%
埼玉県 114 19 16.7%
福島県 24 4 16.7%
大分県 6 1 16.7%
鳥取県 6 1 16.7%
大阪府 110 18 16.4%
東京都 249 39 15.7%
茨城県 32 5 15.6%
福井県 7 1 14.3%
千葉県 78 11 14.1%
静岡県 38 5 13.2%
長野県 23 3 13%
熊本県 17 2 11.8%
富山県 18 2 11.1%
群馬県 18 2 11.1%
宮城県 19 2 10.5%
石川県 20 2 10%
新潟県 20 2 10%
沖縄県 10 1 10%
和歌山県 10 1 10%
岡山県 22 2 9.1%
福岡県 70 6 8.6%
鹿児島県 12 1 8.3%
奈良県 16 1 6.3%
岐阜県 18 1 5.6%
秋田県 7 0 0%
島根県 7 0 0%
徳島県 7 0 0%
山形県 7 0 0%

集計日: 2026年9月25日。高知県(42.9%)が最も対応率が高く、4都道府県では当サイト掲載施設の中にエキゾチック対応の記載がある施設が見つかりませんでした。


受け入れ範囲が狭いペットを預けるときの探し方

3つの軸に共通する実務的な対処法をまとめます。

  1. 「対応可能」の記載があっても、飼っているペットの具体的なサイズ・種類を伝えて再確認する。 「大型犬対応」の表記が「30kgまで」なのか「際限なく対応」なのかは施設ごとに幅があります。
  2. 候補が少ない前提で、早めに探し始める。 対応施設自体が少ないため、繁忙期は特に予約が埋まりやすくなります。
  3. 動物病院附設施設を優先候補に入れる。 特殊なペットへの対応には獣医師のバックアップがある施設の方が安心材料になりやすい傾向があります。動物病院附設施設の分布はこちらで確認できます。
  4. 遠方の対応施設しか見つからない場合は、送迎サービスの有無も条件に加える。

受け入れ範囲の狭いペットを預ける飼い主のイメージ

まとめ

事実 数値
大型犬対応の施設割合 20.6%(327施設)
超大型犬対応の施設割合 3%(47施設)
小動物・エキゾチック対応の施設割合 15.9%(253施設)
超大型犬対応が0件の都道府県数 25都道府県

小中型犬であれば選択肢に困ることは少ない一方、体格の大きい犬や犬猫以外のペットを飼っている飼い主にとって、預け先探しは構造的に難しいというのが、この集計から見える実態です。早めの候補探しと、個別確認を前提にした計画が欠かせません。


よくある質問

Q. 「大型犬対応」と書かれていれば、どんな大きさの犬でも預けられますか?

A. 施設によって上限体重が異なります。当サイトの集計は「大型犬に関する記載があるか」のみを対象にしており、具体的な上限体重までは統一的に集計していません。予約前に必ず犬種・体重を伝えて確認してください。

Q. 超大型犬を飼っています。近くに対応施設がありません。どうすればいいですか?

A. 超大型犬対応は全国的に希少です。動物病院附設施設への個別問い合わせ、自宅で世話をするペットシッターの利用、送迎サービス付きの遠方施設の利用などを検討することをおすすめします。

Q. うさぎを飼っています。エキゾチック対応の施設ならどこでも大丈夫ですか?

A. 「エキゾチック対応」は複数の種類をまとめた区分のため、施設ごとに対応できる種類が異なります。うさぎに対応した実績があるかを、予約前に具体的に確認してください。

Q. 対応施設が少ない地域では、他にどんな選択肢がありますか?

A. ペットシッターに自宅で世話を依頼する、知人・家族に預ける、遠方の対応施設に送迎付きで依頼するなどの選択肢があります。当サイトはペットホテルの情報に特化しているため、シッターサービスの詳細は専門のポータルサイトもあわせてご確認ください。


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本レポートは当サイト編集部による独自集計です。集計基準は施設名・サービス・施設種別の公開情報に基づきます。集計日: 2026年9月25日。施設情報は随時更新されるため、最新情報は各施設の公式HPまたは電話でご確認ください。

この記事のデータについて

全国1,507施設(47都道府県・211市区)の公式サイトの公開情報をもとにしています。料金公開1,004施設・確認済み94.5%・2026年9月確認。取材・監修は行っていません。相場データ/編集方針

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